悪魔の目 Evil-eyes ペールターコイズ/ディープオレンジ/レッド

「evil-etes」センセーショントリコロール7 カラーセラピーボトルの意味と解説 カラーセラピー

髪の色や目の色、膚の色など、表層の違いで差別・排除をするのは簡単です。

が、異なる大陸から来た人、海の向こうから来た人、更には別の惑星から来た人…自分たちと違う姿・色を持つ人々は、海の彼方、大地の果てにある文化や技術を携えてきている可能性が高いです。

エヴィル・アイは偏見を持たず異文化を受け入れる柔軟性と洞察力のシンボルです。

 

色からシンボルを読み解く

 

B3「DLM」B6「レムリア」ほど強い対比ではありませんが、このボトルも「水」と「火」のコンビネーションです。
上層のペールターコイズは水(繊細さ)、下2層はオレンジ&レッドで火(能動性)。この火と水のバランスに留意します。

B7「悪魔の目~Evil-eyes」ペールターコイズ/ディープオレンジ/レッド

この3色がポジティブであれば
  • 上層のペールターコイズ「偏見なく、柔軟性の高い」「異文化との交流・コンタクト」
  • 中層のディープオレンジ「洞察力」「隠れた本質を見抜く力」
  • 下層のレッド「パワーとエネルギー」「大地と繋がる~グラウンディング」

異国の文化や技術に好奇心を持ち、積極的に関わることで、実践的で有益なスキルを手に入れて行くボトルです。

この3色がネガティブであれば
  • 上層のペールターコイズ「周囲に流されやすい」「長いものに巻かれる」「内向的な」
  • 中層のディープオレンジ「感情の深い傷」「ショック」「トラウマ」
  • 下層のレッド「反感」「戦闘態勢」「相手を跳ね除ける」

内面の奥深くにある傷つきやすさ・感受性の強さを隠すために偏見を持ちやすく、相手をジャッジしたり批判しやすくなるかもしれません。

ディープ・オレンジ

ディープカラーは「光の少ない(暗い・よく見えない)」色。
しかし明度の低いオレンジは「ブラウン(大地の色)」になります。アフリカ発カラーミラーはまさに「大地の色」として暗いオレンジ「Copper」を使用しています。
アフリカの「大地」「母なる大地(ガイア)~その下にある種を洞察する~との繋がり」「グラウンディング」「実践力」などの意味があります。

ディープオレンジ悪魔の目センセーショントリコロールとカラーミラー

カラーミラー「ガイア」シリーズは大地の色をテーマにしています

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「悪魔の目」のシンボルから色を読み解く

「眼」には特別なパワーがあり、そのパワーは他者に恩恵、時に不運を与える。

古代の人々(地域によっては今現在でも)は「眼」と「魔術・呪術的なパワー」を強く結び付けていました。
ヨーロッパでは普遍的に「人間の精神は眼を通して投射できる」と考えられていたようで、ヨーロッパのほぼ全ての言語が、Evil eyeに相応する言葉を持っているそうです。

更に古くは紀元前3000年、シュメール・バビロニア人の残した楔形文字の文章にEvil eyeの記述が残されています。

もちろん「眼」に宿るパワーは「邪悪」に限りません。

ギリシアでは「眼は人間の心と神の光を結ぶ橋」と考え、聖書には「澄んだ目は神からの賜わり物」と記されています。「眼は心の窓」「眼は心の鏡」「眼は口ほどにものを言う」…

古今東西問わず、「眼」はただの感覚器官以上の意味を持つのです。

 

カラーセラピストに馴染み深い眼は「第3の眼」。
秘密結社好きの方にはプロビデンスの眼もイメージしやすいかもしれません。
ギリシア神話のメデューサやゴルゴンの、
その眼、または姿を「見た」者は、何らかの呪いを報復として受ける
ストーリーを思い出すかもしれません。

いずれにしても「眼」は神秘的で謎めいたな能力と結びついています。

現在も、ギリシア・ローマ、ヨーロッパ圏、中東イスラム圏、インドにも邪眼の伝承が残っており、ニュアンスは違えど、意図して・または意図せず相手に不幸や病をもたらす「邪悪な目」と、その眼から逃れるための対処法(主に、その文化特有の護符)が受け継がれています。

エヴィル・アイを紐解けばその地域には多くない眼の色や、敵対関係にある国の領民の瞳の色(特に自分たちと色が異なる時)エヴィル・アイとすることも多かったようです。

自分たちの異なる瞳の色は、異教の神への信仰や、自分たちとは相容れぬ価値観を映し出しているようで、憧憬と同時に、偏見からの恐怖を感じたのかもしれません。

特に紀元前から多文化の交差点(ターコイズ)である、地球海沿岸(ラテン系)で邪眼の伝承が多いのは興味深く、エヴィル・アイから身を護る(跳ね除ける火の質~オレンジ&レッド)護符やサインも地球海沿岸で多く見られます。

「evil-etes」センセーショントリコロール7 カラーセラピーボトルの意味と解説

ゲルマン民族のような金髪碧眼白肌で神話の神々の姿をイメージする反面、碧眼をエヴィル・アイとしていたり、眼から受ける呪いを回避するために眼の護符を用いたり、憧憬と畏怖は同根なんだな~と感じます。

ターコイズで「フレキシブル」に「海」を越えた「多文化・異文化を受け入れ」、むしろその「違いを楽しむ」ことができれば、
ディープオレンジはむしろ、「隠れたものを見る、洞察」の力として働きます。
一見、大地の色に見えるディープオレンジは、表面的には何も芽生えてない「大地の底にある、これから芽生える種を見抜く力」を持っています。
レッドは「揺るがぬ基盤」「グラウンディング」「大地」です。
自分の土台が脆ければ、新しい価値観や刺激は土台を揺るがす恐怖になります。しかし、自分という大地が盤石であれば、どのような出会いも刺激も楽しめるはずです。

 

嫉妬の眼

「悪魔の眼」とは呪いではなく「詮索好きな人たち」からの好奇や嫉妬の眼だとも言われています。

カラーセラピスト的には、シェイクスピアの戯曲「オスロ」を出典にした、

嫉妬の眼=グリーンアイドモンスター

で馴染み深いですね。

「自由」「独創的」に「人生を創造する」ターコイズは、同時に「感受性の強さ・敏感さ」も併せ持っています。周囲からの眼が気になり「影響を受けすぎる」時は、
「跳ねのける」「反発する」オレンジ&レッドの暖色パワーで自分の内面を護る必要があるかもしれません。

有効かはわかりませんが(笑)、Evil eyeの伝承は広く流布しているので護符の種類も無数にあります。
ハンドサインから交感魔術として「眼のモチーフ」の護符、そして太陽光を反射する月が「眼」と結びつくことから、三日月や三日月型(馬蹄など)が多くみられます。

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現在も邪眼除けとして目にするナザールは、元々はイシスの子である天空神「ホルスの眼」です。
青い天空の象徴であり、犠牲や治癒力を与えてくれると言われています。

ホルスの眼は邪眼の護符

プロビデンスの眼の元型とも伝えられています。

※カラーセラピスト勉強会「カラーシンボリズム」参加者は、ターコイズの回「ホルスの眼」を思い出してください。

 

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