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  • カラーセラピー東京 金山知佳子

カラーセラピー カラーセラピーの基礎知識

カラーセラピーとニューエイジ

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カラーセラピーをライトに扱うなら、設立された時代背景や思想を理解する必要はありません。
でも当校履修生は熱心に「色の意味を理解・深めたい」方や「カラーセラピーとは何か?」を追求したい方も多いので、

カラーセラピーはどんな時代に・なにを目的に・どんな人たちが創り出したのか?

その原点から説明した方が早いので、ざっくりまとめました。

※ヒッピー&ニューエイジムーブメントは音楽・アート・ナチュラルヒーリング各種などに多く影響を与えていますが、この記事はカラーセラピーとの関りに焦点を絞っています。

極彩色のタイダイ、サイケデリック、チャクラ、メディテーション…60年代ヒッピーはカウンターカルチャーでもありました

極彩色のタイダイ、サイケデリック、チャクラ、メディテーション…60年代ヒッピーは西洋のカウンターカルチャーでもありました

カラーセラピーの背景~ヒッピーとニューエイジ

1960年代のベトナム戦争前後、アメリカを中心に「ラブ&ピース~ヒッピームーブメント」が起きました。

世界平和、女性の地位向上、環境&自然保護、被植民地の解放をスローガンに、アメリカはじめ西洋(キリスト教圏)で「自由と平和」を求めた若者は、非キリスト教圏~多神教圏、例えばインド・ネパールなど~に「楽園(ユートピア)」を見出しました。

自由・平和・愛

カラーセラピーでもこの言葉がよく使用されますね。

イギリスでカラーセラピーを創始したのはこのヒッピー世代~1970年以降のニューエイジ世代の人たちです。カラーセラピーのシステムコンセプトや「色の意味」にはニューエイジ思想が投映されています。

よって「色の意味」「カラーセラピーのコンセプト」は「ニューエイジ思想」の影響を受けています。

わたしは高校生の頃、原宿の露店でバイト()していましたが、その当時に露天商を営んでいた人たちは「学生運動を少しだけ経験し、大学中退後インドやネパールを放浪しバイヤー兼旅人をしばらく続けてたけど、そろそろ落ち着こうかと露店を出す」そんなヒッピー世代でした。

露店からカフェオーナーやインディアンジュエリー屋になった人たちもいれば、フリーダムなまま消えた方もいますw

ヒッピーテイストのカラーセラピストがいたら素敵だと思いますw

ヒッピーテイストのカラーセラピストがいたら素敵だと思います(真顔)

 

ニューエイジャーとは?

ユダヤーキリスト教では、受難の後の「神の再臨」「千年王国」が経典に記されており、古くから「課題を乗り越えた先にあるギフト」「困難の先に表れる楽園」への潜在的希望と期待が刷り込まれていました。

新約聖書「ヨハネの黙示録」には「アンチ・キリストとハルマゲドンの闘い」、そしてハルマゲドン後に再臨する神の1000年王国の樹立が記されています。

彼は悪魔でありサタンである龍、すなわちかの年を経たへびを捕らえて1000年の間つなぎおき~中略~1000年の期間が終わるまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。

~中略~

彼ら(注:悪魔崇拝をしなかった信徒たち)は生き返って、キリストと共に1000年の間、支配した。

~中略~

彼らは神とキリストの祭司となり、1000年の間、支配する。  新約聖書より

 

ユダヤ教の「ダニエル書」「タルムード」にも神の再臨と王国樹立が記されています。

また、黄道上の春分点がうお座からみずがめ座に入ることから「2000年代はみずがめ座の時代(アクエリアン・エイジ)」とも呼ばれます。時期については多少ズレますが(占星術上、神秘主義上など)、今はもうみずがめ座の時代に入っています。

西暦上&占星術上「2000年代」は「新しい時代」を示唆しており、「自由・平和・解放・愛」を求めたヒッピームーブメントは、一層の精神主義や心霊主義、そして「自己回帰」をミックスして「ニューエイジ・ムーブメント」として発展します。

トニー・クーパー(オーラライト)ステファニー・ファレル(センセーション)、マイク・ブース(オーラソーマ)もこの世代です。

 

「千年王国(新時代)」「アクエリアン・エイジ」がニューエイジ呼称のルーツと言われていますが、2000年代を前に、極東の日本ですら「ノストラダムスの大予言~1999年の滅亡」が大ブームになったことを考えると、

1000年代から2000年代の切り替わり

は「宗教問わず、世界規模で特別なシフトチェンジ」だったのだと思います。

 

2000年ミレニアム前、わたしがネパールやインド・チベットを放浪していた時期があります。当時もまだ欧米人が多いことに驚きました。

当時のインドは「ヒッピー=60年代アメリカ」のイメージとは異なり、兵役を終えたイスラエル人(ユダヤ教)が多く長期滞在していて、インドのダラムサラ(チベット亡命政府)にはチベット仏教やチベット医学を学びに多くの欧米人が滞在・出家した方も多かったです。(リチャード・ギアはじめ、チベット仏教を信奉するニューエイジ世代は多い)

一神教下の欧米人が「東に楽園を見る」…ニューエイジャー(元をただせば神智学)がチャクラや気の概念、メディテーションや呼吸法、そして多神教に魅了されるのが興味深いですよね。

 

 

カラーセラピーの成立

サイケデリックなどミュージック・アート・ファッションシーンに多大な影響を与えたヒッピームーブメントは、集団生活の中でのヒエラルキーの形成がカルトを生み出したり、薬物との境界線が曖昧だったり…そんなネガティブも生み出しました。
依存先を神から教祖・仲間に変えても「自分の人生の決定権を他者が握る」ことに変わりありません。

ニューエイジは「全ての人の中に神がいる」~依存ではなく「独立と共同創造」、そのための「自己成長」や「自己知」「個性化」にフォーカスしました。

よって「セルフ」「個性化」のユング心理学や「自己の成長」「自己実現」の人間性心理学と親和性が高いのです。

また、自然療法・代替療法の起源は古代シャーマニズムまで遡りますが、ヒッピームーブメントの「自然回帰」の流れもあり、ニューエイジ世代はアロマテラピー、クリスタルセラピー、フラワーエッセンスなどの自然療法を「システム化」し一般に普及させました。

心、身体、魂の健全と成長のために、個人の独立と、独立した個人が共同で手を取り合い地上に楽園を創造するために。

 

カラーセラピーはこのムーブメントの中、イギリス(キリスト教圏)で創立されています。

よって古代から行われている「カラーヒーリング~色で人を癒す」自然療法と、19世紀以降に確立された「精神・心理分析」の手法が統合されているのです。

 

カラーセラピストとは?色の診断・色の処方

 

カラーセラピーの創立年を見ると、まさに「新しい時代~2000年ミレニアム」直前にニューエイジャーがニューエイジ(新時代)に向け創ったセラピーであることが分かります。

  • 1984年オーラソーマ
  • 1991年オーラライト
  • 1996年アヴァターラ

前時代的・非自己回帰的な「(自分の意志が関与しない)生年月日・使命などで個人を運命づける」占術ではなく、「精神分析」「心理学」でもなく、支配やヒエラルキーを生む「宗教」でもない、

  • 自分で選ぶ。自分で自分を知ることによる癒し
  • 答えは自分が知っている(クライアントの中に答えがある)

歴史や背景から見ることで、カラーセラピーのコンセプトがご理解いただけると思います。

 

カラーセラピーに影響を与えていること

みずがめ座の前は「うお座の時代」で「宗教と権威」の時代でした。みずがめ座の時代は、うお座の権威から離脱し「個性化」「共同創造」へと発展する時代です。

カラーセラピーの「色の意味」には「ありのままの自分」「ありのままの自分を愛する」「自信」「自己信頼」などが多用されますが、その背景は理解できたでしょうか?

(ヒッピーやニューエイジに関する書籍は山ほどあります。ファッション、音楽、アートからスピリチュアル、セラピーまで関わるカルチャー史でもあるので、興味ある方は1冊読んでみるといいですよ♪)

 

オーラライト「ミレニアムボトル」BCから2000年代のボトルまで

オーラライト「ミレニアムボトル」BCから2000年代のボトルまで

 

ニューエイジ思想はカラーセラピーに色濃く影響を与えています。
例えば、

  • オーラライトがシステムシンボルにユニコーンを用い、「ユニコーン2000」の別名を持つ意味
  • オーラライトが1000年ごとのミレニアムボトルを持つ意味
  • トニークーパーが「ディスティニー(運命論)ではなく、マインド(個人の意思)を」と伝えている真意

などなど、本来は日本人も「カラーセラピーシステムの背景」にあるものも含めて理解した方が腑に落ちることが多いと思います。

センセーショントリコロール総論オーラライトサードでは、ニューエイジや神智学に触れる時間があるのですが(センセーショントリコロールのボトル名なんかは、神智学・ニューエイジの知識がないと扱いにくいですし…)、通常は一見カラーセラピーと関係ない近代カウンターカルチャーの話をする時間はないので、ご興味ある方の参考になれば嬉しいです☆

 

ところで、当校のBGMではよくテクノ…チルアウトやエスニックテクノというジャンル…がかかっています。

「セラピーサロンぽくない」「仏画っぽくない」

と言われることも多いですけど(笑)、東に楽園を求めたヒッピー欧米人がインドのゴアなどに集い夜な夜なレッツ・パーリーして生み出したジャンルでもあるので、わたし的には「カラーセラピーや仏画っぽい~」と思ってます。

一昔前は「ニューエイジミュージック」と言われるジャンルもあり、日本で言えば喜太郎や宗次郎のシンセサイザーサウンドが扱われてもいました。

このようにヒッピー&ニューエイジムーブメントは多方面な文化に影響を与えているのです。

 

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