グノーシス ペールイエロー/イエロー/ピンク

「グノーシス」センセーショントリコロール5 カラーセラピーボトルの意味と解説 カラーセラピー

「グノーシス」は、自分の外に神(光・方向性)を求めるのではなく、自分の中心に目を向け、自己を認識することで真理を得ます。

「外」部構造に組み込まれず・「外」に神(依存先)を求めず生きるには、自分の「中」に「知」を持つことが不可欠です。「グノーシス」はイエローの知を得ることで「ありのままの自分(ピンク)」に立ち返り、「自分の中にいる神と出会う」智慧のシンボルです。

色からシンボルを読み解く

B5「グノーシス」ペールイエロー/イエロー/ピンク

この3色がポジティブであれば
  • 上層&中層のペールイエロー&イエロー「自我」「自意識」「知識」「光~認識力・識別力」
  • 下層のピンク「自他を広く救済する」「セルフラブ」「リアルセルフ」

智慧や識別力・認識力を自己の探求の為に使い、他者へ依存しない独立・自立・自律を遂げる色の組み合わせです。

この3色がネガティブであれば
  • 上層&中層のペールイエロー&イエロー「知性や情報に頼りすぎる」「情報を整理できず不安になる」
  • 下層のピンク「繊細さ」「傷つきやすさ」「愛情における困難さ」

2層に重なるイエローが「過度な神経過敏」や「過度な知識欲」になると、むしろ下層ピンクの「自分らしさ」「愛情深さ」を押さえてしまうかもしれません。

グノーシスのシンボルから色を読み解く

 

「グノーシス主義」はゾロアスター教やプラトン主義、そして東洋の教えに根差しています。1~3世紀当時から、まとまった1つの「宗教」ではなく「グノーシス主義」を掲げるさまざまな派がありました。
よって詳細な教義は「派」で異なります。全ての「グノーシス主義」に共通しているのは、

  • 「信仰よりも知(認識)」を重視する
  • 物質世界を穢れたものとして扱う

B5「グノーシス」も2層のイエローで分かるように「知」を大切にします。

上層のペールイエローの「光~認識・識別」「自己知」と中層のイエローの「自我」を融合させ
下層のピンクで「(この物質世界に生きる)自他を広く受容・救済」する。

「知」を用いて自分の中にある「光」に気づき、気づくことで救済される(する)テーマを持ちます。大衆に迎合せず、異端とされても自分の信念を貫く強さを持っています。

 

何が「異端」で、何が「正道」か?
を突き詰めれば、万人にとっての普遍的正義や真実は無いわけですが、グノーシス思想が後にカタリ派に受け継がれ、カタリ派を鎮圧するために欧州で異端審問が制度化されたことを振り返れば、中世の正道はローマ・カトリック教会で、それ以外は「異端(として扱われた)」と考えると理解しやすいと思います。

「最初に光あれ、と神が言った」

聖書の冒頭にあるように、キリスト教(ユダヤ教)の神は天地を創造した主であり「唯一絶対神」です。世界を創始した唯一神ですから、この地上世界や人間を唯一「救済」できる存在です。
この「救済」を餌にして(失礼)ローマ・カトリック教会は峻厳な戒律の厳守と布施で人々を縛りました。

しかしグノーシス主義はこれを真っ向から否定します。

グノーシス主義は二元論が特徴で「キリスト教グノーシス」の教義では、「創造神(ヤハウェ)」は「唯一絶対神」ではありません。
「創造神(ヤハウェ)」の対極に「至高神(アイオーン)」という「善」の存在を置きました。
グノーシス主義は「物質世界(肉体)を悪」と考えるので、物質世界を創造した「創造神(ヤハウェ)」も悪になるのです。となると…

「創造神(ヤハウェ)」に創られた「世界と人間」も劣悪なものになりますよね。

物質世界が「悪」なので人間の物理的肉体も穢れた器です。(派によりますが)
「神の子キリスト」は穢れた肉体の器を持っていたことになり、全く神聖な存在ではなくなってしまいます。

【結論】
穢れた肉体を持つ劣悪な人間が、穢れた肉体を持つキリストを崇め、悪の「創造神(ヤハウェ)」に布施を積み祈ったとしても「救済」なんか来るわけない。

ローマ・カトリックに弾圧されるに決まってますよね(^^;

グノーシス

錬金術でお馴染みのウロボロスもグノーシスのシンボルの1つです

グノーシスの救済は知

 

グノーシスの宇宙観は、穢れた肉体を持つ劣悪な人間の中にも「至高神(アイオーン)」のエッセンス…「光の粒子」が含まれていると考えます。(何故か?と説明すると長くなるので割愛 笑)

この「善なる光の粒子」がわたし達の中にあると「認識」すること。
「認識」を得るための「知識」こそが、真の「救済」であると説いたのです。光も知識もイエロー&ペールイエローです。
そしてカラーセラピーも「光(色)」と「自己認識」を重視します。

「あなたの中に、神はいる」
「悔い改めるのではなく(信仰ではなく)、真理を知ることで救済される」

これはグノーシス主義の言葉ですが、どこかで似たような言葉を聞いたようなと思ったら、イギリス式カラーセラピーの基本理念、

「答えはあなたの中にある」
「自己認識と自己成長」

そう。イギリス式カラーセラピーは「グノーシス主義」の影響もかなり受けています。

「グノーシス」センセーショントリコロール5 カラーセラピーボトルの意味と解説

  • 救済はすでに自己の中にあり「外部の神(のようなもの)」に縋る必要もなければ、依存的な信仰を持つ必要もありません。
  • 知を持ち、己の中に「すでにある」本質を認識することで救済されるのです。

グノーシス派は細分化していますので上記が全てではありませんが、1966年に定められた「グノーシス主義」の定義に、

人間の内部に「本来的自己」が存在する確信

という定義があります。そう「答えはすでに、あなたの中にある」のです。

クライアントが「自分で選んだ色」に、「クライアントが”すでに持ってる本来的自己(光の粒子)”」が投影されています。

カラーセラピストが「何かを与える(例えば預言的な)」のではなく、「その人が”すでに持ってる光”に気づく」ための「認識」をガイドしています。だから「クライアントさんに聴く~コミュニケーションの中で認識していただく」ことが大事なのです。

gnosisトリコロールカラーセラピー5番イエローとピンク

オーラライトでもイエロー&ピンクは特別なボトルです

ペールイエロー&イエローは、「知性」「智慧」だけではなく「方向性(光)」「自分の生き方」「自信」「自己確立」「幸福感」の色。
「ありのままの自分を受け入れ、愛する」ピンクとイエローとコラボレーションは、
「愛と喜び」「愛の知恵」「愛と光」
の最強ハーモニーです。
しかしもしイエローが「エゴ」に偏り「耐え難い孤立」になってしまったり、己の「知」や「認識」に自信が持てず「不安」「心配」を抱え「依存して生きる方が楽」と「自分を放棄する」と…
ピンクは一転「ありのままの自分を愛せない」色に変わり、ピンクとイエローのコラボレーションは、
「愛と恐れ」
になってしまいます。

このネガティブを回避するためにも、

権威に依存したり、多数に流されることなく、自己知を持って生きること。
「外」ではなく、自分の「内」部に光を当て「自己を知る」明晰性と理解力を育て続けること。

そうすれば、内在する神と出会うことができる。とグノーシスは説くのです。

 

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