紫色(バイオレット)のレッド(火)とブルー(水)

火と水をあわせ持つバイオレットの変容 カラーセラピーの基礎知識

今回のテキスト改定で、「バイオレットの意味」のピックアップがちょっとだけ変化したので、一応補足。

赤(火)と青(水)の混色 バイオレット

バイオレットは赤と青の混色。
古来より人間に「暖かさ」を与えてきた「火」と、「冷たさ」の「水」。2つの相反する質を併せ持つ色です。

火と水は互いに打ち消し合い、拮抗する2つのエネルギーのダイナミズムは「大いなる変容」「変質」を生みだします。「水」と「火」という対極のアンバランスさを内包するバイオレットだからこそ、変化の色でもあるのです。

改めて「バランス」って?

  • しっかりとした地盤に基礎を築いて建つ建築は揺らがず安定しています。「バランスよく安定してる」
  • 例えば気球は、地盤も基礎もなく浮いてるので天候の影響を受け不安定です。「バランスが悪く不安定」

しかながら…

  • 「バランスがよく安定した状態」が長期に続き過ぎる。→「停滞」が起きます。
  • 「不安定・不確定なアンバランスな状態」だからこそ、上手く着地すれば「大きな変化・成長を手に入れられる」ともいえます。

ゆえに、相反する「火」と「水」を併せ持つバイオレットは「不安定さ」「揺らぎやすさ」の色である反面、「大いなる変容~魂の変容・全質変容・トランスフォーメーション」の色でもあるのです。

バイオレットの分かりにくさ

神智学ではバイオレットを「過去の苦悩を燃やし変性させる炎の色」と伝えました。過去の苦悩(ブルー)を燃やし(レッド)、自分の魂や精神を変性させていく炎は紫色です。

マックス・リュッシャー博士は、5番(バイオレット/マゼンタ)を、

馴染みのあるものや分かりやすいものを、馴染みのない変わりにくいものに変えること。変質。

と述べています(履修生はベーシックテキストP30参照)。

  • 火の色で暖かさを感じさせる赤は、人類にとって馴染みがあるわかりやすい色。
  • 水の青は冷たさを感じさせ、人類にとって馴染みがある色。
  • でもこの2色が合わさると、馴染みがなく・よくわからない(=神秘的・不可思議な)色に変質しますよね。

2つの質が合わさると一気に不可思議な印象に変わります

バイオレットは変化変容の色

バイオレットは変化変容の色

これで分かりにくければ、グリーンの「変化」と対比してもいいですね。

地上に繁殖する植物のグリーンが持つ「変化・成長」は、分かりやすい・目に見える「変化」
地上の自然物で滅多に見られない稀有な紫の「変化」は、分かりにくい・目に見えない・魂や心が変質していく「変化」。

バイオレット(というか赤と青の混色全般)の「(分かりにくい)トランスフォーム」のニュアンスが掴めて来たのではないでしょうか。

 

バイオレットに惹かれる時

☆「バイオレットの意味」は「個性」「希少性」「自己の存在意義」など数多くありますが、この記事は「バイオレットの火と水~変容」のテーマで書いてます。

上記の「赤と青の混色」の質を踏まえると、バイオレットに惹かれる時は、

  • 大きく自分の人生を変える時期
  • 自分の存在意義を見直し変化する時期

人生の中で変容期(自分自身、自分の人生を変えるための過渡期)にいる方が多いです。

  • 過去の苦悩(ブルー)を燃やし(レッド)、自分の魂や精神を変容させる。
  • 馴染みのあるものを、馴染みのないものに変える色

このような質を持つ色ですから、

「過去に辛い経験をしている。だからこそ、その経験を昇華し変容する時期」
「”自分に馴染んだ思い込みや制約”から放たれ、自分を変容させるべき時期」

こんなニュアンスでも表現できますね。

紫色の部屋

わたし自身、カラーセラピーを学ぶ前後・数年間、部屋中を紫色にしてたことがあります(笑)。
当初はカラーセラピーも紫色の意味も知らず、
「視界に紫が足りない!」
そんな直感のまま部屋を紫で埋めていきましたっけ…。

その頃は自分がカラーの道に入り、事業主になるとは夢にも思わなかった。でも振り返ればあの数年間で、
「馴染みのある自分から、(当時としては)馴染みのない自分へ全質変容」
したんだな~と感じます。

性格などが変わったわけではないけれど、当時は、
「セラピー?ヒーリング?癒し?うわっ、軟弱者~」
と公言してましたし、価値観がものすごく変わった気がします。

このエピソードで分かるように、バイオレットの変質・変容は「すぐに形や行動に出る」ものじゃない。精神や魂の変質なので、リアルタイムでは自覚しにくいことが多い。リアルでは、
「自分の中に相反する欲求や願望を持つ~葛藤」「自分の中のダイナミズムに翻弄され、現実的な身動きが取れない」
そんな「火」と「水」のせめぎ合いの方が「自覚」しやすいかもしれないですね。

ある程度の変容を終え、現実的にも「予想外の場所に立つ自分」を自覚してはじめて、
「あ、あの時期に変容してたんだなぁ」
やっと自覚できる感じ。人生が関わる大きな変容ほど時間もかかるし、自覚するまでの期間も延びます。

自分を大きく変容・変質させるためには「痛み・傷み・悼み」があるのは当然だと思うので…葛藤もまた自分を育てる種。なので
「まさに葛藤真っただ中で、バイオレットに惹かれてます」
という生徒さんがおいでなら、
「あ、あの時期に変容してたんだなぁ」と思える自分を目指して頑張ってください☆

紫色(バイオレット) | カラーセラピー色の意味と色彩象徴
カラーセラピーの「紫色(バイオレット)の心理的意味」と第7チャクラ、そして色の意味のベースになっているバイオレットの「色彩象徴」。バイオレットにポジティブに惹かれていれば、「精神性」「理想」などの意味になりますが、ネガティブに惹かれていれば「現実逃避」に意味が変わります。アンバランスな時は補色の黄色(イエロー)を補うこ...

 

カラーセラピーの基礎知識

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