ローズマゼンタは「熟した木の実」の色です。
わたし達が(知識も常識も格段に少ない)原始人・古代人になりきった時、この色になにを感じますか?
ローズマゼンタは成熟の色・育てる色
勉強会開催時は「木の実を見る」→「美味しそう!」とシンプルなご意見が多かったのですが…正しいです(笑)
「美味しそう!」になるまで自分で育てる・成熟するまで待てるのがマゼンタ(ローズ)です。
何かを得る為には犠牲が必要。
「お金(犠牲)を支払い」→「対価(例えば熟した果物)」を得るのが、現代社会。
でも、流通資本社会確立以前は「自分の手間暇労働(犠牲)支払い」→「熟した木の実」を得る方が一般的。(物々・等価交換で考えてもいいですよ☆)
「最も美味しい状態で対価(報酬)を得る」には、焦ってはいけません。
せっかく育てた果実なのに「酸っぱい」「固い」状態で食べてしまっては苦労が水の泡。
「最大の報酬を得る」ためには「気長に育てる・見守る」精神的な成熟と寛容さが必要です。
ローズマゼンタは、そんな風に物事をじっくり育てることが出来る成熟した人たちの色です。
種まきと報酬のローズマゼンタ
これだけ手間暇をかけた「木の実」を、1度の収穫で終わらせてしまったら勿体ない。
時間をかけて何かを育て上げた経験がある人ほど、小さな収穫から次の収穫を生むことを考えます。
良い意味での貪欲さ~自分の労を知る。自分を労わることは「収穫を循環させる」ために重要なポイントです。
食べ終わった掌を見れば種が残っています。この種をどうしますか?
「えー育てるの大変だったから、もういいや。食べたいけど我慢する」
とおっしゃる方も当校は多そうですが^^;、
もちろん再び埋めて育てるのです。
繰り返し繰り返しこれを続け、自分だけではなく他者に分配できるほどの大きな収穫を自然と得ることが出来る…ローズマゼンタはそんな「成熟と奉仕」の色なのです。
このような「自然の色」と人類の長い長い付き合いから、「色彩象徴」が生まれカラーセラピーの「色の意味」に繋がっています。
「色の知識」に凝り固まり過ぎず、たまにはシンプルに自然の色に立ち返ると、色の本質が見えて来るかもしれませんよ♪
WHITE-TARA COLOR通信78 2016年8月1日配信済み