1次色(プライマリーカラー)の赤・青・黄色
2次色(セカンダリーカラー)のオレンジ・緑・紫は理解できたでしょうか?
金色(ゴールド)はオレンジと黄色の3次色(ターシャリーカラー)
今までの3次色では「カラーセラピーシステムによる”色名表記の揺れ”」を書いてきました。
どのカラーセラピーシステムでも用いる基本6色と異なり、3次色は各カラーセラピーシステムが「使用したり・しなかったり」「自分たちの特質を出した色名を使ったり」と特性が出ていました。
しかし古来より人類との関りが深く・シンボリックな意味を数多くもつ金色は、どのシステムでも「ゴールド」の色名を使用しています。
「色相環上の位置」は「黄色よりのオレンジ」
「2次色のオレンジ」に「1次色の黄」を足している色が(カラーセラピーの)ゴールドです。
3次色(ターシェリーカラー)金色(ゴールド)
カラーセラピーの色相環が理解できると、
金色は多めのオレンジ+少しの黄色
で構成されていることがわかります。
2次色のオレンジ色と1次色の黄色(イエロー)の理解が3次色の理解を深めるのです。ここでオレンジ色と黄色を振り返ってみましょう。
オレンジは「基本連想物」からも、色の構成からも「エネルギーを外側へ向ける」質を持ちます。
ゆえにオレンジは「社交や交流を楽しむ」「楽天家」「人見知りのない」など、「無邪気で陽気な外向性」を持ちます。感情に対しても素直で、自分の感情を隠さず外に向かって軽やかに・もしくはストレートに表現します。
この「外へ向かう」質が過度になると「外へ向けた自分のエネルギーを迎えてくれる先へ依存する~人間関係やネットワーク依存」が起きます。>>2次色のオレンジ色
大地にいる人間が、頭上にある太陽に向かい上へ上へと上昇・解放されていく…そんな「精神性(知性)」や「希望」を意味するのがイエローです。
「自分自身を拡大させるための精神活動(知的欲求)」「好奇心と探求心」「自分の人生の中央に、自分を据える」…「中心にいる」質が強い色ですから、「自分の意志や意図を持ち自分を生きる(自分らしくある)ための知恵と自信」を求めます。
1次色&暖色仲間であるレッドに比べると、イエローは「より軽い(明るい)」色です。
黄色の「軽さ」は「スピーディ(神経伝達)」という特徴を持ちます。>>1次色の黄色
ゴールド(金色)の色の意味は?
ゴールドを構成するイエロー・オレンジ・レッドはどの色も「陽」「外向」「動」の色。
ただし「明るく」「軽い」イエローと比較すると、「赤」の要素が入るゴールドは「パワー」「エネルギー」「重さ」の質が強まることがわかると思います。
「黄色と金色の違い」をよくご質問いただきますが、色の構成として(もちろん象徴性としても違いは多々あります)は、
この違いを把握してください。
「知性」の色として黄色と金色は共通ですが、ゴールドはより深い(重い)「智慧」の色であり、「知識を応用(具現化・現実化)」していく色。
先頭に立ち「土台」「基礎」を構築するので「組織力」「指導力」に優れ、「智慧を活用し、豊かさを広げるエネルギーやパワー」を持っています。
反面、「知性」と「パワー」をネガティブに向けると「物質的豊かさにだけ固執」してしまったり、「エゴイスティック」で「独断的」な言動に表れやすい色でもあります。
3次色を構成している1次色と2次色の質を理解する
「この色には何色が隠れているか?」が見抜けるようになると、隠れた補色・隠れた繋がり…ボトルに「隠れている意味」が見いだせます。
金色はオレンジ(2次色)と黄色(1次色)から成る3次色ですが、2次色の「オレンジ」には「黄色と赤」の要素が入っていますので、「赤の意味」も隠し持ちます。
金色は「1/3の赤と2/3 の黄色」を持つ色であり「2次色のオレンジと1次色の黄色」を持つ色なのです。