色を人の為に使う~国際カラーコンサルタント特別セミナー

カラーコンサルタント来日セミナー カラーコンサルタント

IACCヨーロッパ代表であり、IACC本部があるザルツブルグ大学やウィーン大学で教鞭をとるEdda Mally代表の来日・特別セミナーが終了しました。

ハインリッヒ・フレイリング博士の元、フェイバー・ビレンがカリキュラムに編纂に関わったIACC。
どちらも、カラーに関わる方は心に刻んでいただきたい重要な人物です。

…ちなみに、もう1人の重要人物マックス・リュッシャー博士はカリキュラム編纂に関わったもののフレイリング博士と意見が合わず、降りたそうです。それすらも「さすが大物同士~!」と感心してしまう(笑)

IACC国際カラーコンサルタント養成講座はこちら

カラーコンサルタント~色のプロフェッショナル

IACC創始者であるフレイリング博士、フレイリング博士から代表を託された故フランク・マンケと共に、世界各地のカラーコンサルティングを25年に渡り手掛けているエダ代表。

築5,600年の家屋が並ぶイタリアの街を「カラーコンサルティング」し「街並みのイメージを変える」大掛かりなカラーコンサルティングのお話も聞けました。
建築の耐久年数が日本と段違いで長いヨーロッパならではの都市計画、非常に興味深かったです。

東京でのセミナー課題は「特別な人へのカラーデザイン」

幼稚園・高齢者施設など、いわゆる「一般的な成人としての経験値や身体能力ではない」方々が過ごす環境として、どのような色彩計画を立てればよいのか?をコンサルティングするノウハウを学びました。

IACCセミナー2「環境色彩」で学ぶ「ユーザーニーズを理解した上でデザインゴールを決め、色彩計画を立てる」ノウハウが活用されますが、

  • 子供たちや高齢者たちが抱える身体・生理・心理的条件を理解し
  • 「安全性」を重視した環境を作る

セミナー1の「生理学」セミナー3「カラーサイコロジー」の要素も入ってきます。

国際カラーコンサルタント養成講座東京開講

図面をもとにオリエンテーションを考え、チームごとに素材と色を計画します。

来日セミナーでは自分たちのデザイン計画しプレゼンまでを実践したので、セミナー4「マーケティングとプレゼン」ノウハウも入ってたかな。さすが特別セミナー。
今回「初・カラーコンサルタント講座」の皆さまは慣れないこともあったかもしれませんが、良い経験と機会になったと思います^^

  • 子供や高齢者、心身に病気をお持ちの方々が長時間過ごす環境では「デザイン性」より「安全性」を優先すべき。
  • 装飾性や個性より、「明度(コントラスト)」や「ウォーム&ダーク(暖色・寒色)」「彩度のバランス」などに配慮することがコンサルティングの第1歩。

しかし冒険心や探求心が旺盛で様々な「体験」を必要とする子供たちには、「自然そのものの素材を体感できる環境であること」が大切です。
年齢や病で身体・五感の不具合がある方々には、「安全性」に対する細やかな配慮が必要。

…わたしはこういう「相手のニーズに合わせた緻密な計画」が苦手で、ついつい自分好みの「過刺激」環境を作りがちだったのですが(笑)

  • 自然界には「彩度が高い色」は「小さな面積」のものしかない。
  • 虹の色、日没、日の出…ストロングカラー(彩度が強い色)は「短時間にしか存在しない」。
  • 自然の法則にしたがうこと。

エダ代表のこの言葉「おっしゃる通りです!」とずーーーーーんと響きました。。

カラーコンサルタントは”色の全て”を扱う

海外のカラーコンサルタントは「カラーコンサルティング」「イメージコンサルティング」「パーソナルカラー」「カラーセラピー」など、全てを網羅する方が多い。
エダ代表もウィーン大学の建築学教授でありつつ個人のイメージコンサルタントも行い、パーソナルカラーの講座も教え、カラーセラピーも大好き!と幅広くご活躍中です。

なので、わたしたち日本の受講生が着ている服の色にも非常に興味を示しまして、

  • 黒い服は太陽光からのエネルギーをブロックしてしまう。
  • 黒い服はよくない。
  • 受講生の服の色がカラフルだと、自分(講師)もパワーを貰える

そんな主旨のことを何度もおっしゃってました。(かなりブラックがお嫌いな様子w)

「科学的根拠を元にした」IACC代表ではあるものの、
「講義を受けてる学生が黒い服ばかりだと、講師である自分はパワーが貰えない」
ともおっしゃっており、こういう発言は”カラーセラピストっぽい”ですね。

そんなエダ(ネイビーのスーツ)を同時通訳する橋本代表は…ご存知の通りいつも黒い服。来日中ずっと「黒い服は良くない」と言われ続けたそうですw

黒色(ブラック/ディープマゼンタ) | カラーセラピー色の意味と色彩象徴
黒色(ディープカラー・ディープマゼンタ)の心理的な意味 黒は白の対を為すので、カラーセラピーでは使用しないor特別なボトルとして扱います。(例えばレスキューボトル)。色彩心理学では無彩色の黒・白 灰色や茶色は"心身がニュートラルなときは選ばない"

ちなみに、東京の受講生の皆さまはカラフルな方が多く喜んでました^^

IACC国際カラーコンサルタントエダ・マリー代表と橋本俊哉代表

橋本俊哉代表とエダ・マリー代表

色をおそれない

上記にあるようにセミナーでは「参加者がチームを組み、色彩計画を立て、ウォーターカラーで色を作り(色相・明度・彩度に配慮しつつ)、プレゼンする」までがワークでした。

その時にエダ代表が何度もおっしゃってたのが、「色を使うことをおそれないで」「失敗を恐れないで」という言葉。

夜、IACC日本本部とエダ代表とわたしで会食したのですが、その時もこの話になりました。

当校では彩色や点描仏画も教えていますが、線画はいいけど彩色の段階になると皆さんやたら悩み始める(笑)。慣れてくるとサクサク色を自由に選んで塗れるようになるのですが、最初の1,2枚はわたしや手本と同じ色で塗ろうとする人が多い。

自由に色を計画する

って意外と難しいんですよね~。「色は感情」を表しますから、

  • 自由に彩色する→失敗することへの恐れ。=自分の感情を解放する→失敗することへの恐れ。
  • 失敗したくないという理性が感情(色)を抑圧する。

そんな感じなのかもしれません。

IACCで色彩計画を立てる時も、チームの中で率先して、
「わたしは、この部屋の壁はこういう色がいいと思う!」
と声を上げるのに勇気が必要だった方がいるかもしれません。(ましてや全員の前でプレゼンして、指導されるので責任感が強いと声を上げにくいかも)

カラーコンサルタントに限らず、色塗りでも服の色選びでも「色を選んだことによる失敗をおそれない」マインドが持てると良いですね^^

 

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