色彩心理学・緑色(リュッシャーグリーン)

緑色の色彩心理学 リュッシャーカラーテスト

色彩心理学を代表するリュッシャーカラーテストの「色と心理」。今月は2番(リュッシャーグリーン)です。

Q1 みなさんは「緑色」と言われたらどんな色をイメージしますか?

皆さんの脳内には様々な「緑色」が展開~おそらくは自分好みの緑をイメージ~すると思います。「色名」を耳にすると、主観的なバイアスがかかった色を連想するんですね。

Q2 「緊張・収縮を感じる色は?」と問われたら「何色」と答えますか?

コレは返答に悩むところだと思います。少なくとも多くの日本人にとって「緊張感を感じる色=緑色」にはならないと思います。むしろ「緑色」=「植物」→「癒し」のイメージが強いかも。

でも緑色にも様々な明度・彩度があります。
青味が強く明度が低めの緑色だったらどうでしょうか?世の中には、リラックスではなく「緊張感」を感じる緑色も存在します。

特に日本人にとって「植物の緑は癒し・リラックス」のイメージが強く、「どんな緑色でも癒し」と頭に刷り込んでいる方が多いようで、リュッシャーカラーテストを学んでもリュッシャー2番グリーンと「緊張・収縮」の感覚に違和感を覚える方が多いようです。

これぞ「主観的な~緑は植物の色、癒しの色のバイアスありきの~」色の意味です。

カラーセラピーはこの「色の曖昧さ」を活用します。
ゆえに「選ばれた色(カラーボトル)」だけで何かを特定・確定することは出来ません。数多くの色の象徴イメージをクライアントへ問いかけながら「クライアントが色へ(主観的に)投影した」心理を分析していきます。

カラーセラピーのツール(カラーボトル)に厳密な色の規定はなく「緑っぽく見える色なら緑色」でOKです。
ゆえに、各カラーセラピーシステムによって緑の色味は異なります。「そのツールのグリーンそのものから感じる感覚」ではなく、「グリーンに紐づけられた連想物や、数多くのシンボル・イメージ」を駆使するのです。

リュッシャーカラーは、「その色そのものから感じる感覚」ありきです。
リュッシャーカラーテストでは、特殊な紙と特殊なインクで印刷した「統計上選出された厳密に定義された色」しか使用しません。

色彩心理学

「心理学」であるなら、まずは「全人類に共通の構造」を定義しなくてはいけません。
色彩心理学であるリュッシャーカラーテストは、「色そのもの」を重視しているわけではありません。まず重要なのは「人類に共有される基本感情」です。

1)リュッシャー博士は、「全人類に共有される基本四感情」を定義づけました。

2)次に、46,000人(2019年)を越える様々な国籍・年齢・性別の人たちからこれら四感情を「生理的に感じさせる色」を統計で選出しました。

「鎮静」「興奮」「緊張」「解放」は全人類が共通して持っている基本四感情であり、この四感情を「最も感じさせる色」として客観的に選出された色だけが、テストツールとして使用されます。

3)診断時、クライアントは提示された色の「好き」「嫌い」のみを選択していきます。色は心の体温計の役目を果たします。

 

収縮・緊張を感じるリュッシャーグリーン

リュッシャーグリーン2番は、最も「収縮・緊張感を感じさせる色」として統計で選ばれた色です。※デバイス越しに見るリュッシャーテストカラーは正しい色ではありません。

緊張・収縮を感じるリュッシャーグリーン2番

緊張・収縮を感じるリュッシャーグリーン2番

リュッシャーカラーテストとはなにか?色彩心理とは?
リュッシャーカラーテストはなにか?色彩心理学の考え方やリュッシャーカラーテストの種類、書籍の紹介など。マックス・リュッシャー博士はバーゼル大学在籍中の24歳のときに、リュッシャーカラーテストを発表しました

この2番リュッシャーグリーンを適度に心地よく感じ、好きでも嫌いでもない人は、2番から感じる「収縮」「緊張感」をバランスよく(適度に)持っている、と推論できます。

「収縮」「緊張感」を内面にバランスよく持っていれば、
・「自分の意志」「こうあるべき自己像」を持っています。人や環境に流されず「自分を守る」「自分の意志を守る」ために「自分自身を律する」適度な「緊張感」を持っています。
・「自己評価」を適切に持つので、他者からの評価に左右されず「自分が信じる」こと「自分の能力」を磨くことにエネルギーを使います。

「緊張」に相対する感情は「解放」です。

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緊張し過ぎたら解放を、解放し過ぎたら緊張を。
まるでシーソーのように動きながらも「緊張」と「解放」の均衡を保てていれば、心の恒常性が保たれた健全な状態です。

人間の基本4感情「解放と緊張」

「緊張」と「解放」の感情はシーソーのようにバランスをとっています

しかし「認められていない」「評価されない」問題を長期に抱え続けていたり、過度な「解放」(責任を回避する、逃げるなど「緊張感のない」状況)が続くと、アンバランスが心身の症状として表れてきます。

「緊張」を過度に欲求する(++)
「他者を下に見ることで、自分の評価を上げようとする」「世間的評価で正しいことを守ろうとする」「頑固さ」「自分を守るために殻に閉じこもる」
「緊張」を過度に拒否(--)
「信念が持てない」「自己の主張が出来ない・主張しても認めてもらえない」「プレッシャーから逃れるため、他人に合わせてしまう」

心理償却

特定の感情への過度な執着・過度な拒否が続くと、心理償却が起きます。

1つの例として「自己評価が出来ない」状態が続くと、別の何かで評価を満たす必要がする自分を満たすために過食や依存症といった症状に表れます。

自分の能力や評価が得られず、プレッシャーから逃げようとしている人が、自分自身ではなく「学歴」や「家柄」などを代償にし他者を見下したり、横柄な態度を取ってみたりする状態です。でも、本当は自分の能力や才能を評価して欲しいので、甘いモノやお酒では本来の欲求は満たされないので、不満足・落ち着きのなさが消えることはありません。

 

自己統制心理学と色彩心理診断士

自己統制心理学は、

  1. まず、自分の心理バランス・アンバランスを自分で知って頂く(強く欲求しているものは何か。強く拒否しているものはあるのか)
  2. そのうえで、バランス是正するために必要なことを知り、心身に不具合が出る前に自己統制する

ことを目的にしています。

サイコアナリスト(色彩心理診断士)はデータを基に感情・欲求を詳細に分析し、自己統制(バランス是正)すべきポイントをレコメンデーションします。リュッシャーカラーテストは、身体の定期検診のように、
「自分の心の温度(感情の偏りと統制方法)をデータで知る」「自分で自分を統制する」
心身の症状を生み出す前に自分で自分を統制するためのサイコセラピーなのです。

 

2017年9月1日「WHITE-TARA COLOR通信」配信済み

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