ブルーは「青い空」の色です。
わたし達が(知識も常識も格段に少ない)原始人・古代人になりきった時、この色になにを感じますか?
青は「空」「平和」「休息」の色
皆さんは最近、空を見上げていますか?
夜空ならまだしも、活動時間である「昼の青い空」を見上げる時間は取りにくくなっている時代だと思います。
(環境~都市部に暮らすか地方に暮らすか・オフィスワークか否かで異なるとは思いますが)
古代の人間は、現代人より遥かに自然と近い距離で生きていました。(むしろ一体と言っても良いかも)
昼の青空の下で人間はまず大地に属する獲物や作物に集中します。生きる為の糧(レッド)は大地の上にあり、命を地上に維持するための営みもその延長線に存在します。
なにかにチャレンジしている最中は、空を見上げませんよね。
しかし生きる糧を得た後や、労働の中の休息の時は視線は大地を離れ「上」を見上げます。一仕事終え、「あー疲れた」と、大地から見上げる青い空は「休息」「平和」「穏やかさ」「落着き」の色です。
ブルーの青空はレッドの活動性の対比~「非活動」「鎮静」「静寂」を表すのです。
青は内側に入る(内向・内省)色
暖色は「能動」「外向」の色。目の前の獲物や作物を手に入れる為の「能動」を引き起こします。
刺激のない「平和」な空のブルーを見つめている時、人間の意識は自ずと「内側」に向きます。
外では得られない刺激を、自分の中に探し始めるのです。
また、地平線上にある火や焚火・植物とは異なり、「青空」は決して人間が手に触れることができないものです。
ゆえに青空のブルーは形の無いもの~「精神性」や「信仰」、「哲学」といった形而上的で曖昧なものを連想させます。
チャクラバランスでもブルーから「精神性」が入りはじめますが、「空」のブルーは古くから人間にとって「休息」「平和」「静かな」「思索」の時間を表す色なのです。
このような「自然の色」と人類の長い長い付き合いから、「色彩象徴」が生まれカラーセラピーの「色の意味」に繋がっています。
「色の知識」に凝り固まり過ぎず、たまにはシンプルに自然の色に立ち返ると、色の本質が見えて来るかもしれませんよ♪
WHITE-TARA COLOR通信75 2016年5月1日配信済み