オーラライト79番80番00番は、2021年からの改定でオーラライトファースト・テキストで紹介されるようになりました。
化粧品登録はされていません。肌には塗りません。使用法はオーラライトファーストテキスト参照。
79番「レスキューボトル」
頭頂のチャクラ「バイオレット」と、ショックを吸収する「オレンジ」のコンビネーションです。
バイオレットは「プライド」「自分の存在意義」や「個性」を表します。ただ、何かを成し遂げたい・自分らしく生きたいと願えば願うほど、孤独や困難・苦難にぶつかる機会も増えます。
また、例えばレッドが「血潮」「生命」の色だとすれば、バイオレットは血の気のない…例えば紫斑など…生命の喪失(死)を想起させる色。大切な生命の喪失、大切な人や絆の喪失など、抗えない運命と悲しみの色でもあります。
オレンジはそれらのショックや感情の傷を癒す、タイムラインのヒーリングの色です。
喪失の傷を手放す時、生き方を見失った時、自分の存在意義が見えなくなった時などに有効です。
78番と79番ボトル
トニー・クーパーも参加していたオーラソーマは1980年代、ヴィッキー・ウォールにより創始されました。
1991年、ヴィッキーは逝去し、トニーはオーラソーマと道を違いオーラライトを生み出します。
78番「クラウン・レスキュー(バイオレット/ディープマゼンタ)」はヴィッキーが死去した(移行した・1つのサイクルを終え始まりに戻る)時のボトルです。
オーラソーマはその後もマイク・ブースがボトルを生み出し続けていますが、オーラライトの診断は78番までで完了します。
78番ボトルはヴィッキーに限らず、その人にとっての太陽や光を喪失している時…同時に「1つのサイクルを終えた時」のボトルです。
79番は、78番に象徴される大きな喪失の悼みや傷を手放し、過去を癒し、回復期へ向かうためのサポートをする「救済ボトル」なのです。
80番「ベビーメイカー」
79番のバイオレットが喪失・死の色だとすれば、レッドは「生命」「生命の誕生(スタート)」「種の保存(出産)」の色です。
ピンクはレッド(人間の肉体)にクリア(神の光)が入った「目覚め」「再生」の色。転生の旅を続ける魂が胎内で宿り、次なる人生をスタートさせる瞬間の色でもあります。
上下ともにレッドが強く含まれたベビーメイカーは、深い愛情と肉体(メイク・ラブ)、そして新しい生命の誕生をサポートするボトルです。
上記の78番、79番の「喪失と救済」のストーリーを知っていると、80番の「誕生(始まり)」ボトルも繋がってくることが分かると思います。
わたしたちの魂は「受胎され」「肉体を伴い再生・誕生し」「成長・発展を遂げ」、やがては「消滅」します。
しかし、運命の輪の中はこれで終わりません。消滅・喪失の傷を癒した魂は再び肉体の器を持ち地上に「誕生」します。80番はその「生命を生み出す~誕生」のボトルです。
00番「The Fool before Manifestation」
上記79番・80番は診断に使用しない「ヒーリング用ボトル」です。
変わって00番は(シニアセラピスト以上は)「診断」でも使用します。
00番は、80本のオーラライトディスプレイの最も「左(過去)」「下(潜在・内向)」に配置されています。大アルカナが象徴する「人生の旅路」のスタート以前、まだ混沌とした未分化なエネルギーを表します。
78番と00番
79番、80番の説明でも触れましたが、78番(バイオレット/ディープマゼンタ)は大きな喪失・1つのサイクルの終焉を表します。
しかし大アルカナ「世界」が「円環」「ウロボロス」で象徴されるように、終わりは始まりを、死は生命の誕生を意味します。「世界」で完成した個人生は、再び0番「fool(愚者)」の旅への始まりへ向かいます。
オーラソーマは78番で大アルカナ・小アルカナの旅が終わり、再び「リターン・ジャーニー」が始まります。オーラソーマ79番は「リターンの魔術師」です。
人生や魂の旅は一直線では終わりません。必ず「リターン」を伴うのです。
00番「明確なビジョンを持つ前のfool」は、foolの誕生・スタート未満のボトルです。
その未熟さは、光のない・まるで胎内にいるかのような、もしくは胎内以前の無明にいるかのようなディープマゼンタ/ディープマゼンタに示されています。