ターコイズの色の意味を深める

ターコイズ色の意味 カラーセラピー

色の意味は「基本連想物(自然物)」からのイメージ・シンボルに依るものが多く、ターコイズは河と海の色。

上流から中流、下流に蛇行しながら流れる河は、やがて「海」に流れ着く。海に流れ着いた水は水蒸気になり天へ還り、雨に変わり再び地に降り上流から中流…
このように古くから「河(の水)」は「大いなる循環」「浄化と流れ」のシンボルでした。

 

河と海の色・ターコイズ

多くの古代文明は大河流域で興ります。古代から人間は身近にある、悠々たる川の流れに「自分たちの人生」を投影しました。
アリストテレスの「気象論」では、早くも「河と海、そして天」へと巡る「水の循環」を考察する章があります。あったような。

ゆえにターコイズは「人生そのものの流れとサイクル(過去・現在・未来)」「浄化」「柔軟性」などの意味を持ちます。
日本には古代文明発祥の大河はありませんから、ターコイズは他の色より想像力を必要とするかもしれないですね。

そんなターコイズですが、「カラーセラピー成立の背景・知識」から理解した方が良い意味も多々あります。

 

カラーセラピーのターコイズ

精神分析や神秘学など、カラーセラピーを創始したニューエイジ(アクエリアン・エイジ)の思想が「色の意味」として多用されていましす。

  • ユングの区分で「陸は意識、海は潜在意識」
  • ゆえに「海のターコイズ」→「潜在意識」

「大河流域は古代文明発祥の地」→「河が流れ込む海には人類の文明史が記録されてる」→「集合的無意識(アカシック・レコード)」

「河や海」から「アカシックレコード」をイメージできるかと言えば…イメージするための知識を持っている必要があるかもしれないですね。

わたしがオーラソーマを受講し活動していたのはアセンション&アクエリアスの時代の前、「来るべき次世代(ニューエイジ)」に向け大盛り上がりな時代でした。

ニューエイジ思想自体が「理屈」では説明しきれませんから、ターコイズの意味もまた「直感」「直観的」に理解する必要があります。
ターコイズはまさに「直感的」「感覚的」「ノンバーバルコミュニケーション」の色。

当時のわたしの「体感」から”ターコイズの立ち位置が理解できる…”かもしれない、のでつらつら語ります(笑)

 

アクエリアスの時代のターコイズ

※「当時わたしがそう感じた」主観的な話です。スクールによっても差があるでしょうし、何かを否定する意図はありません。

前述したように当時のオーラソーマは「ターコイズはアクエリアス(みずがめ座)の時代の色」で大盛り上がりの時代。ゆえに、セレクトボトルにターコイズが多かったりすると、
「…ターコイズ!水瓶座の時代…!」(よくわからないドヨメキ)
「ターコイズはアセンション後の個性化と共同創造の色」ゆえに、セレクトボトルにターコイズが多かったりすると、
「個性化!ターコイズ!」(よくわからないドヨメキ)
「ターコイズはイルカの色」ゆえに、セレクトボトルにターコイズが多かったりすると、
「イルカ…!アトランティスの使者!自由と無邪気さ…!」(よくわからないドヨメキ)

オーラソーマがどういうものか理解せず受講した(←)わたしですら、
「あ、ターコイズは特別な色なんだな~」
と分かる空気に満ちていました。

ある日、ティーチャーが真顔で、
「オーラソーマを学んでいる人たちは、アトランティス後期の生まれ変わり」
「ここにいるみんなは、アトランティス時代に逢ってるから」
と言い始めました。そんな話を受けてアカシックレコードと繋がった?のか、
「わたし、アトランティスの記憶があります」
と言いだす人がいたり(もちろんドヨメキ)、「記憶が戻った」と言いながら抱き合って泣いてる人もいたり。(わたしはドン引き)

「ターコイズが特別な色」というよりは、

  1. 「アトランティス」「アクエリアス」が特別で
  2. 特別な「アトランティス」「アクエリアス」のシンボルカラーがターコイズ、という印象でした。

アトランティスは19世紀の神智学からニューエイジに受け継がれた「失われた楽園(海に沈んだ叡智)」のシンボル。
海には人類の文化・記録が保管されていて、わたしたちは誰しもアクセスすることができると言われています。

アトランティスのシンボル「ターコイズ」

ターコイズは海に沈んだアトランティスのシンボル

 

「ちかちゃん、わたしたちアトランティス沈没の時に一緒にいたよね?」
と言い始めた勇者もおりました。もちろん、
「え、わたしはいなかったよ?」速攻拒否。まずはアトランティスの実在を証明してみろ。

と、当時は突っ込んでましたけど…。

今だにいわゆる「スピ系界隈」が、アトランティスだ、レムリアだ、宇宙だと、19世紀と同じネタをこすり続けて小銭を稼いでるのを見るに、実在したかどうかは大事じゃなく、「わたしのルーツは此処じゃない、もっと素敵な何か」という風に信じたい時期ってあるのかも。

ターコイズは「感受性の強さ」「流れに乗る」色です。繊細な女子たちが「そういうムードに飲まれて」も仕方ないかもしれないですね。

レムリア Lemuria オレンジ/レッド/ターコイズ
「レムリア」は過去インド洋にあったとされる幻の大陸です。 聖典・伝承は、繁栄を極め・堕落し・破滅する数々の文明の情報を教えてくれています。反面、今を生きるわたしたちは、 「過去の教訓に学び、地上に再びの楽園・理想郷を創る」 ことも出来るはず...

 

輪廻転生のターコイズ

ちなみに「○○システムを学ぶ人は、アトランティス時代の生まれ変わり」転生説は、オーラソーマに限りません。
ニューエイジ系のヒーリングシステムでは多用されてます。

ターコイズには「輪廻転生」「化身」「生まれ変わり」の意味もあります。わたしは輪廻転生を信じなくもないのですが…

  1. ○○をやってる自分たちは、前世から結ばれてる・選ばれた特別な人である
  2. ゆえに、○○をやってるわたし達はスゴイ

的なニューエイジの「選民意識」は、1歩間違うとカルトっぽくて、無理でした(^^;

海の底に古代文明

アクエリアンエイジのターコイズ

 

ニューエイジのターコイズ

  • 冷静に考えるとユダヤ教は選民思想がアイデンティティを支えているので(迫害された歴史が長いがゆえに)、マジョリティに対しマイノリティが選民意識を強化して、結束を図るのはおかしな話ではない。
  • 20世紀のニューエイジャーもマイノリティ側。システムの根底に選民意識が盛り込まれていてもおかしな話ではない。

でもわたしは好きじゃない(笑)

当校が現在教えているカラーセラピーには選民思想ムードは欠片もないけど、カラーセラピー自体が英国発・ニューエイジャー発ゆえに、

ターコイズの色の意味
「アトランティス」「アカシックレコード」「生まれ変わり」「輪廻転生」「カルマ」

などなど、テキストに普通に載っています。

カラーセラピーとニューエイジ
カラーセラピーの背景~ヒッピーとニューエイジ。トニー・クーパー(オーラライト)やステファニー・ファレル(センセーション)、マイク・ブース(オーラソーマ)もこの世代です。例えば、みずがめ座の前は「うお座の時代」で「宗教と権威」の時代でした。みずがめ座の時代は、うお座の権威から離脱し「個性化」「共同創造」へと発展する時代です。カラーセラピーの「色の意味」には「ありのままの自分」「ありのままの自分を愛する」「自信」「自己信頼」などが多用されますが、その背景は理解できたでしょうか?

ただし、カラーセラピスト養成講座の「ターコイズの色の意味」で、ニューエイジの歴史を語っていると本題(カラーセラピストとしてのノウハウ)の時間が足りなくなる。

ターコイズの色の意味には「ニューエイジ思想ありき」の意味が多く、自然物からのイメージでは説明できない意味が多くある。

と頭に入れておいていただければと思います。

 

当時のオーラソーマでは、「ノートを取らずに授業を受けて」と指導されました。
左脳ではなく直感・右脳的感性で「オーラソーマを感じて」と。実際ターコイズに関しては「理屈」ではなく、上で書き連ねたような、
当時のわたしが、その場で感じ取ったこと。雰囲気。ムード。が、色への理解に役立ってます。この数年の改定でオーラソーマに変化も多いでしょうし、わたしはアセンション前にオーラソーマを離れてますから、今もこのムードが残ってるか不明です。が、わたし自身が「ニューエイジャー的ターコイズの特別感」を”体感した”感覚が少しでもシェアできて、ターコイズの色の意味の理解の一助になれば幸いです☆
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