オーラライトはイギリスのオックスフォード近郊で生まれたイギリス式カラーセラピーです。
オーラソーマに参加していたトニー・クーパー氏は、オーラソーマ創始者ヴィッキー・ウォールが移行(逝去)した1991年にオーラライト・カラーセラピーを創り出します。
カラーデザイン・色彩心理学やカラーテストに造詣が深く、リュッシャーカラーテストをリスペクトしていたトニーと、イギリスのチャンネル諸島・ジャージー島生まれのマリオン。
夫妻のハーモニーを表したように、オーラライトはロジックとスピリチュアルがほどよく調和したカラーセラピーです。オーラライトのカウンセリング手法はカナダ式センセーションカラーセラピーにも取り入れられ、広く普及しています。
ユニコーン2000
オーラライトは、来るべき新時代(ニューエイジ)に向けて1000年代終盤(1991年)に創られました。
ロゴは「ゴールドのユニコーン」。オーラライトは別名「ユニコーン2000」の名前で知られています。
20世紀後半のニューエイジャーの多くは、権威主義や集団主義・男性性優位の時代は20世紀で終わり、21世紀は独立した個人が共同で創造を行う時代が到来すると確信していました。
色(オーラライトボトル)の前では、社会的評価も忖度も必要なく、あなた自身の「直感(本音)」で色を選択していただきます。
ボトルセレクト
80本のボトルから直感で惹かれ、自分の手で選び取った色(オーラライトボトル)は、あなたが潜在的に持つ望みや期待、本当はあなた自身も知ってるはず(ただし意識が邪魔をし認知しきれていない)の個性や才能を投影しています。
オーラライトは全ての人が「”元々持っている”内なる光(色)」を映し出し、セッションを通して「理解(意識化)」し、個性的な光で人生を輝かせるためのシステムです。
各ボトルの位置
- あなたの基本性質
- あなたが課題とすること。しかし乗り越えたらギフトでもあること。
- 今現在
- あなたが望む自分自身
ボトルの上下左右の位置は、偉大な哲学者であり色彩心理学者であるリュッシャー博士の「キューブテスト」を参考にしています。
カラーセラピストはガイドの役割。
選ばれた色と置かれた位置から「色が投映するクライアントの潜在意識に光を当て・言語化し・認識する」手伝いをします。
色の象徴に加え、必要であれば「ボトルの名前」「タロット」「数秘」など、多角的に読み込む必要がある方もいます。セラピストは個々のクライアントさんに最適なインナージャーニーを導く、パーソナルガイドです。
カラーリンク~自分の本質と、自分の望む自分を繋ぐ
オーラライトでは1本目「過去のボトル」と4本目「未来のボトル」の間に「リンク」を求めます。
※現在のカリキュラムでは、セカンドコ―ス以降で学びます。
上記したように、
- わたしたちは生まれながらにして特別な個性や才能を持って生まれています。(原因)
- ただし、本人がそれに気づかなければ光が当たりませんし、本人が自発的にそれを望まなければ「自分の目標も未来」も見えにくいでしょう。(結果)
「過去」と「未来」、「自分の本質」と「今の自分が望む未来」に因果関係がないのは不自然です。
もしリンクが適わなかった場合、リンクを繋ぐために「4本以上」のボトル情報が必要だとみなします。詳細は講座でお伝えします。
欠けた色を補うミッシングカラー
オーラライトに限らず、カラーセラピーには必ず「完成された円(色相環)」があります。
暖色・寒色・中間色。チャクラバランスなど、「完成」を象徴するフレームはいくつかありますが、選ばれたボトルの色に偏りがあると、「補うことで、より完成に近づく」ことになります。
オーラライトではそれをミッシングカラー(失われた色・欠けた色)と呼び、
「今現在」と「未来」を繋ぐために、補うべき色
としてお勧めします。
クライアント側から考えると、わざわざ選ばなかった色です。「見たくない」「見にくい」色かもしれず、無理強いはしません。
しかし、セッションのやり取りの中で「クライアント自身が、”わたしはこの色の、この質が今欠けている”」と認識し、今から望む未来へ進む時に「補完した方がよい」と記憶すれば、先々大きなサポートになるかもしれません。
人生を変えるオーラライト
当校は様々なセラピスト養成講座を開講していますが、1番「出会ったことで人生が変わった」と言っていただくのはオーラライト。
当校で教えている他のセラピーに比べると投資額も高いし、サードまで受講すると日程も長い。ただ、そこに見合う自己変容を与えてくれるカラーセラピーです。
わたし自身も、オーラソーマレベル1で「?」と疑惑を抱き、「レベル2」で「いや待て面白いかも…」と持ち直し、「レベル3」で「だめだ、合わないわ」と見切った(20年弱昔の話です。今のカリキュラムは知りません)時に、オーラライトのボトルを紹介され一目ぼれ。
なんて可愛いボトル!オーラライトを学んでみて、それでも合わなければカラーはやめよう!
と背水の陣を敷き、まずはボトルを買いました(笑)
わたしがオーラライトを学んでみて
オーラソーマ受講時は「なぜレッドはパワーなのか?」「なぜ1本目は過去なのか?」「それは誰が決めたのか?ヴィッキーが決めたのか?」など、実践者にならなきゃいけないのに、実践すべきことを疑い続けて一言も喋れませんでした。
しかしオーラライトは、わたしがずっと知りたかったこと…
- 人類は太古から、光と色・自然物で自分たちを癒してきた。光線療法や色光療法の期限は古代にあり、ギリシア・ローマ哲学や医学、更には19世紀の心理学や神智学、そしてそれらを現代風にアレンジした20世紀のニューエイジがカラーセラピーを創り上げた。
- ヴィッキー・ウォールは20世紀後半にオーラソーマを作った先駆者だけど、ヴィッキーが全ての始まりではない。
- 20世紀の精神分析や色彩心理学もまた、カラーセラピーの診断には大きな影響を与えている。
- この1と2をミックスして20世紀のカラーセラピーシステムが成り立っている。
これを、受講最初の「総論(カラーセラピストの基礎知識)」でさらっと教えてくれました。
根拠や基礎となる「知識」が曖昧なまま、ふわふわ~っとセッション出来る右脳系の方もいると思います。でもわたしは「人様の心に触れるのであれば、自分が納得できるだけの根拠が欲しい」左脳派。
カラーセラピストであるためには右脳的直観・洞察と、それらを支える知識・知恵が必要です。
わたしにとって、オーラソーマは右脳的過ぎて肌に合いませんでした。
オーラライトこそが右脳と左脳、直感洞察とそれを裏付けるロジックが揃った完璧なシステムだと思っており、その思いは今も変わりません。
その後、ずーーーーーっとホワイトターラを主宰しカラーセラピーを続けていますから、わたしも「オーラライトに出会えて人生が変わった」1人なんだと思います。
より多くの情報を知る必要がある方はボトルが増えます。増えたボトルを一列に並べると、その方の過去から未来に至る色の旅路が流れになり、視覚的に訴えかけてきます。