向き合った対の鳳凰画です。
龍の次に着手した聖獣・鳳凰。これもどなたかのリクエストだったような…。
龍の鱗は「連続性」を出した方が綺麗なのですが、鳳凰は羽根にどんな色を使っても上手くフィットして面白いので、この後しばらく鳳凰にハマりました(笑)
この鳳凰は、雌雄を意識して描き起こしたものではありませんが、雌雄だとおめでたい意味にもなります。
俗説では「鳳は雄」「凰は雌」。番で出現すると鳳凰=「永遠の愛の象徴」「調和と平和」。
ただ皇帝のシンボルである龍(男性性・皇帝・陽)と組み合わさると鳳凰は女性性・皇后の象徴となり、明朝以降の袍に刺繍されているのが目立ちます。現代でも伝統的な中国の結婚衣装には龍と鳳凰が描かれ、「龍凰呈祥(りゅうほうていしょう)」は繁栄を意味します。
鳳凰を描く
当校では双鳳凰の彩色仏画、点描聖獣画を描いていただけます。
鳳凰画は「点描仏画」の1チャプターです。鳳凰画だけを描くことはできません。「点描仏画」で受講必須のC1&C2 、
- チャプター1「基礎講座」
- チャプター2「ホワイトターラ」
を終えてから鳳凰画に進んでいただけます。C1C2受講済みの方は、ご予約時にご希望の聖獣画をご指定下さい。
羽根系の絵をご希望される皆さま
鳳凰や孔雀明王など「羽根」を描く絵が多いですが、点描で再現するには限界がありますので下絵の羽根はごくシンプルなラインのみです。細部まで描きこむも、シンプルに仕上げるも自由です。ご自身のスキルやセンスで適当にお書きください。
羽根の詳細な下絵をご希望になられる方はご遠慮くださいませ。